米国株で1,500万円をどこまで増やせるか

S&P500(アメリカ株のインデックス)に全力投資、たまに英語情報も発信する商社マンです。

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いつまで米中貿易戦争は続くのか?

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第4弾の追加関税

9月1日、アメリカは予定通り第4弾の追加関税が発動しました。約1100億ドル(約11兆6000億円)相当のアパレルや家電などの中国製品が対象です。

ノートパソコンや携帯電話などの約1600億ドルは、クリスマス商戦などを考慮して12月15日に先送りされました。第4弾は15%の追加関税が課されます。

一方の中国側は約750億ドルのアメリカ製品が対象で、同じく9月1日より牛肉、豚肉、鶏肉など農産品に10%、大豆に5%の追加関税。12月15日より小麦や綿花に10%、また自動車にも25~35%の追加関税を課します。

既存の関税と合わせて、関税が50%になる自動車もあるようです。そんなの誰も買わないよ…

中国に弱みを見せたくないトランプ大統領が土壇場で「やめる」発言をするわけないと思っていましたが、やっぱりなかったですね。少しは期待していましたが…

第1~3弾の関税

第1弾
米国:340億(25→30%)、自動車、航空・宇宙関連、産業用ロボット、情報通信機器
中国:340億(25%)、自動車、大豆、牛肉、豚肉、海産物、ウイスキー

第2弾
米国:160億(25→30%)、工業用機械、鉄道関連、化学品
中国:160億(25%)、石炭、石油、医療機器、化学品

第3弾
米国:2000億(25→30%)、家具、家電、バッグ、農水産品
中国:600億(10→25%)、LNG、プラスチック製品、コーヒー、宝飾品

長年アメリカは対中国の貿易赤字に苦しんできたが、関税の掛け合いになったときは赤字側が優位です。

関税の対象額も税率もアメリカは強気です。今や追加関税の対象は7割近くになります。

中国が第4弾の追加関税を公表したときトランプ大統領はすぐに第4弾の関税を10%から15%に引き上げました。

中国はそこから追加の関税については静観していますが、何か次なるカードを準備しているのでしょうか?

レアアース

日本人としては、こういう時に中国が切るカードと言えば「レアアース」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

2010年の尖閣諸島周辺で拿捕した漁船を巡り日中関係が悪化。その後中国が携帯電話や家電などに使われるレアアースの輸出規制を行いました。

今回の米中貿易戦争でも中国は同じ手を使うかと思いましたが、そこはアメリカ、ちゃんと考えてます。

アメリカにもレアアースはあるため、今後採掘できるよう準備しているようです。また現在でも中国が80%と生産量のトップですが、2位のオーストラリア13%、ロシア3%、ブラジル2%と他国からの購入も可能です。

ただレアアースの採掘や精製は人件費の安い中国が優位なのは今後も変わりませんが、埋蔵量の多いブラジル(23%)、ロシア(19%)、インド(7%)にがんばってもらいたいところです。(中国の埋蔵量は46%)

レアアースの精製時に放射能が発生することもあるので、あまりやりたがらないとは思いますが(だからこそ中国が強い)

米国債

次に思い浮かぶのは中国が大量に保有する米国債を売却するという問題ですが、中国が保有する米国債の残高は1兆1000億ドル(約116兆円)にまで縮小しており、日本に次ぐ2位になっています。今や保有比率は7%しかありません。

中国と中国元を考えるとドルの外貨準備を大幅に減らす可能性は低いですし、株式から国債にお金が流れている今、売却したときの影響はそこまで大きくないのではないでしょうか。

前回のトウモロコシのように日本が買わされるかもしれませんがw

まとめ

トランプ大統領はアメリカ企業に対して、中国から工場を撤退するようにと言っています。

罰則はないようですが、いつものようにツイッターで批判された企業は本当に撤退しないといけなくなるかもしれません。

また中国の製造業者も東南アジアへの工場移転を検討していたり、実際に移転した企業もあります。

日本企業も例外ではなく、ユニクロはアメリカ向けの工場が中国に多くあり、生産体制を検討中としています。ニンテンドースイッチも同様に一部生産を中国からベトナムに移しました。

このまま米中貿易戦争が続けば両者にダメージありますが、どう見ても中国の分が悪い。ですが中国は全く引き気配がありませんね。

トランプ大統領としては来年の選挙に向けてそろそろ株価を上げたいところですが、中国を徹底的に潰してIT分野など引き続きアメリカが独占したいのでしょう。

もうやるならやってください。株が下がったときに買い増しますから。

ちょっと参入するタイミングが早かったのかな…

少なくとも来年の大統領選までは上がると思いますが…

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